その後、東北で起きた「障害のある人をめぐる心中殺人事件」の報告を秋田支部から、「不正請求による事業所指定の取消し」を 山形支部からそれぞれ報告をいただきましたが、いつ、どこで起きてもおかしくない障害者家族を取り巻く深刻な問題として話し合われました。 又、不正請求は事業者、経営者として絶対起こしてはならない問題ですが、こうしたことが度重なることの理由として、制度的な問題も大きい ことも話されました。
　第３９回全国大会in熊本の決算報告、そして熊本の震災支援状況と今後の支援について、又、東日本大震災の被災地支援と各地のその後の現状が 話され月日が経つに連れこれまでと違った深刻な問題が新たに起こっているなど終わりのない悩みなどが報告されました。　　　　　　　　　　　

　そして今年は第４０回北海道での全国大会、各支部の目標数に達するよう各会員へ呼びかけしていくことを確認しました。
　第４０回全国総会は５月２４日（水）富山サンライズで開催され、翌日は例年の通り国会請願が行われます。全国総会に向け、 支部総会は全会員出席のもと開催されるよう確認しました。
　各支部ともたくさんの悩みや課題を抱えていますが、全会員知恵を出し合い結集していくことが益々大事になります。 組織・運動・事業についても、きょうされんの運動・活動の基盤となる資金づくりにつながるものです。全国、支部財政を支える為にも 目標達成に向けて頑張ることを確認しました。
　４０周年記念事業においては、感謝状の贈呈として、永年きょうされん運動に尽力、特に東北ブロック全支部発足に多大な功績のあった 岩手支部の佐々木直人さんを東北支部全部、東北ブロックとして推薦することを決定しました。その後、昨年開催された山形天童での東北 ブロック・ブロック交流会の案を説明、他各種研修報告、参加依頼。次回ブロック会議は岩手水沢で３月１８日（土）開催を確認し、定刻 ５時には終了しました。
参加された皆さん、お疲れさまでした。

　　


　２日目は、参加者それぞれの日頃の悩みや課題、きょうされん各支部の動向についてディスカッションを行ないました。 講師のお二方から助言やアドバイスを頂き、その中で厚生労働省が進めている「我が事・丸ごと（誰もが自分の事のよう に地域全体でまるごと支えていく）」についての話がありました。続いて、３年後に迫る「きょうされん全国大会in岩手」 に向けて岩手支部事務局長の栗田氏より今後の目標や指針についての話に加え、東北大震災から１０年という節目でもあ る『２０２１年』をこのような全国大会にしたいという熱い思いも感じられました。最後に、今回主催となった青森支部 のこれからめざすもの、今後の動向はどのようにしていけばよいのかの確認が行われ、きょうされん東北支部を全体で盛 りあげていく思いを再認識する機会となりました。